「新しいIPの創出」にチャレンジ

混迷の時代を逆手に、新時代のIP創出を

「アカツキの」PI室とは?

PI室とは、「プロデュース&インキュベーション室」の略称で、アカツキのオリジナルIPの創出に特化して立ち上がった部署です。
所属しているのは、これまでゲーム事業で開発や運営のリーダーを担ってきたメンバーたち。それぞれが独立したプロデューサーとなって、ゲームの枠にとらわれない「新しいIPの創出」にチャレンジしています。

エンターテインメントの世界は、デジタル技術を通じて垣根が限りなく低くなり、ボーダレス化が進んでいます。今日、われわれがIPを創出する際にも、ゲームに限らず無数の選択肢がある状態と捉えています。

これまで、ゲームはゲーム、アニメはアニメ、音楽は音楽といった、業種・業界による大きな縦割り構造が存在して、それぞれが交わることが時折あるものの、基本的にはそれぞれ独立した進化を続けてきました。しかし、今後はすべてのエンタメ領域を俯瞰的に捉え、最初から大きな地図を思い描いてコンテンツを創作していくことが重要だと考えています。

この観点から、PI室のメンバーは「ゲームに軸足をおいて実績を上げてながら、ゲーム以外のさまざまなエンターテインメントに精通している人間」が集まる少数精鋭部隊を志し、常に広い視点で新時代のIPをを模索できることを理想としています。
また、志を共にできる同業社様や異業種のクリエイターの方々とも積極的にコラボレーションを行っていくことで、互いのノウハウの共有や、スピード感ある仕事が実現しています。

しかしながら、IPを生み出すということは、「マーケティングやデータ分析をすれば、狙ってできる」というものではなく、作り手の情熱、時代の流れ、時の運といった不確定なファクターにも大きく左右されます。
漫画雑誌で新連載を矢継ぎ早に繰り出すがごとく、まずは、われわれも手数を増やしヒットの角度を高めていこうと考えています。

「これからの」PI室

先ほど、ゲーム以外のエンターテイメントからIPを生み出すというお話をしましたが、PI室もゲームという選択肢を排除している訳ではありません。

エンターテインメント業界におけるゲーム、特にスマートフォンゲームのビジネス規模は、他のさまざまな業種と比較しても非常に大きく、多くの企業が参入する競争が激しい市場。同時に、一度ヒットを生み出すと、その一つで大きな成功を納められるという世界でもあります。

そんなスマートフォンゲームの市場においてアカツキは、数えるほどの会社しか実現できていない「全世界的なヒットタイトルの開発・運営」のノウハウがあり、経験豊富な人材がいるという他にはない「大きな強み」を持っています。

そのため、われわれが手がけるIPは、初期段階ではゲームの形を取らないかもしれません。入り口を何にするにしても、最終的には「世界的なヒットゲーム」へと発展させていくことを必ず想定しています。
全世界でヒットするゲームであるために、世界観はどうあるべか、物語はどうあるべきか、キャラクターはどうあるべきか、IPとして広げていくためにどういったギミックが必要か、継続的に続けていくためにはどうしたらよいのか。そうしたポイントをあらかじめ踏まえ、経験に基づいたものづくりが可能ということです。
これが、この混迷の時代における、現時点でのPI室およびアカツキの「勝ち筋」であると考えています。

Chief IP Producer 山口 修平

大手ゲーム開発企業に新卒入社後、国民的RPGシリーズのコアメンバーとして活躍。その後ソーシャルゲーム企業ディレクターを経て、2014年アカツキに入社。トップセールスを記録した複数の著名IPタイトルや、自社IP『八月のシンデレラナイン』のプロデューサーを歴任。2020年6月よりELT(Exective Leadership Team)として、全社の新規IP創出の推進役としても活動。現在は、Tookyo Games社との共同開発による、新規IP創出プロジェクト『トライブナイン』で総合プロデューサーを担当。

 

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