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CEOメッセージ

10周年を迎えたアカツキ

2010年、マンションの一室で始まったアカツキは、2020年6月で10周年を迎えました。共同創業者の塩田元規と一緒に「新しいプロダクトと新しい価値観で世界を変え続けていく、100年以上続く偉大な会社になろう。」という思いで創業し、2016年にマザーズ上場、2017年には東証一部に、2022年には東証プライムに市場変更し、10周年を迎えた今、東京、福岡、台湾の3拠点で1000名以上のメンバーが働く企業へと成長しました。

現在、アカツキが手がけたゲームが世界各国で楽しんでいただけているのは、ユーザーのみなさまはもちろんのこと、取引先や関係者、株主のみなさまの応援のおかげであります。また、「ゲームの力を通じて世界を幸せにすること」を本気で考える私たちに共感し、アカツキに集まってきたメンバーの熱い思いが、プロダクトに命を吹き込んできた結果でもあると思っています。

ゲームを軸としたIPプロデュースカンパニーへ

「IPの世界観を深く理解したゲームを開発し、ファンとの長期的な関係を構築すること」。これは、アカツキがこの10年間の様々な経験を通じて得た最大の強みであり、アカツキの競争力となる重要な要素です。ここ数年は、モバイルゲームの開発・運営力の強化に加えて、IPの創出やメディアミックス展開の経験も重ねてまいりました。今後はこうした「IP・ライツ」ビジネスのナレッジや経験をバネとして、ゲームはもちろんのこと、IPのコンテンツ領域においても世界に向けて挑戦していきたいと考えています。

2014年に立ち上げた台湾現地子会社「曉數碼股份有限公司」は、ゲームのグローバル配信の拠点として、アカツキの海外展開の大きな柱となっています。また、アメリカやインドなど、世界各国のテクノロジー企業への投資を通じて得た現地のネットワークもあります。こうしたアカツキの強みを発揮して、今後「ゲームを軸としたIPプロデュースカンパニー」として世界で突き抜けていきます。

最高の組織が最高の事業をつくる

経営体制としては、重点領域に関して機動的な執行と意思決定を行うExecutive Leadership Team(ELT)と取締役会が中長期的な企業価値最大化に責任を持ち、相互発展型のチーム経営でアカツキの中長期の成長を牽引してまいります。また、各事業・プロジェクトにおいては、適切な権限委譲をすることで、個性的なメンバーが主体的に動き、スピード感ある展開ができています。

アカツキは「成長とつながり」を組織の哲学としており、人間の本能的な部分、感情を大切にすることで、インスピレーショナルなものづくりや、働くということの幸福を感じられる組織として成長を続けています。

これからの未来は、ミッションである「世界をエンターテインする。クリエイターと共振する。」を目指し、アカツキらしく、世の中に貢献してまいります。

みなさまのより一層のご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

2020年6月
アカツキ共同創業者 代表取締役CEO
香田 哲朗

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