制作ゲームの指針 02

IPゲームに「アカツキが創る意義」を

「アカツキだからこそ」できるIPゲーム創りを

アカツキには、大きく分けて2つのゲーム開発ラインがあります。
1つは、アカツキ発で仕掛ける「オリジナルゲーム開発」のライン。これはメディアミックスを含め、われわれ自身が原作制作・企画から手がけるオリジナルゲームです。
もう1つは、版元様がメディアミックス展開をする際のゲーム分野を担う「IPゲーム開発」のラインです。
「IPゲーム開発」において、いわゆる「受託開発」を行わず、すべて「共同開発」という形でゲームを創っているのが、アカツキの特徴です。この背景には、版元様からお借りする大切なIPを「ただ消費して」ゲーム化するのではなく、「IP本来の価値を高め、さらに拡大させたい」「アカツキが開発/運営する意義を付帯して、ゲームを世に送り出したい」という強い想いがあります。

ひたすら原作を再現しただけのものを既存ファンの方々にIPゲームとして届けることはできますが、IP本体に価値還元するには至りません。
①.IPが持つ根本的な強みをきちんと汲み取り引き出し、②.その上でIPの作品性を毀損しない高品質なクリエイティブを創り、③.そして、ゲーム独自のオリジナリティを提案すること。これが価値還元をする上で大切です。
この考えを反映させたゲーム創りこそが、アカツキがIPゲーム開発をする意義であり、携わる者の醍醐味であり、そして原作者・ファンの方々に対する最大の敬意でもあると思っています。

価値還元の方法は、例えば、ゲームオリジナルの物語やキャラ・表現を加えるクリエイティブ面での付加価値から、海外展開で裾野拡大を担うなど事業面での大きな価値貢献までさまざまです。ただ、すべてを実現できていることに越したことはありませが、リリース済みのIPタイトルにおいては、悔しくもまだ形にしきれていない部分もある、というのが正直なところです。

「これからのIPゲーム」に、アカツキができることは?

ゲームタイトルの淘汰が激しい現在の市場では、「有名IPだからヒットする」という文脈はもはや過去のものであり、通用しません。さらに、有名IP群のゲーム化はおおむね1周し終わった状況でもあります。

それらを前提とした今後の闘い方は「既にゲームを出している有名IPの2作目をつくり、別体験の発明や海外展開等によりさらなる裾野拡大を担う」、「未踏、もしくは再燃を狙うIP活動の一環として、ゲームに限定しない融和性の高いメディアミックスを版元様と共に実現する」のいずれかであると考えています。

アカツキが目指すのは「IPゲームの最大化」ではなく「IP本体の最大化」。IPの作品性を高めるのは作家様や版元様ですが、アカツキは「作品性を増幅させるシステム」や「ファンの方々との交流」、「データ」など、ゲーム独自の強みを活かし、IP本体の最大化に寄与できると思っています。

また、IPゲームは「共感のエンターテイメント」です。つまり、エゴにならない範囲で、我々クリエイターの「ここがいいんだよ!」という価値提供をお客様と共感し、分かち合うことで体験をつくっていきます。

そのためにはまず、そのIPへの「愛」と「敬意」があるクリエイターチームを組成することが最も重要です。その上で、版元様とファンの方々から大切なIPをお借りするという責任と、我々にしかできない独自の価値提供をしたいというプライドと、そしてその作品への「愛」を、バランスよく配合し開発をしていきます。

その結果として、ファンの方から「アカツキが関わったことで一層面白くなった」とお声をいただいたり、作家様や版元様からは「アカツキが関わったことでIPが大きくなった」とお声をいただけたら、こんな嬉しいことはありません。

最後に、われわれアカツキが次のステージとして標榜しているのは、ゲーム会社から総合エンタメ企業への進化。それに向けて現在、事業の多角化を図っている最中です。版元様とご一緒するIP作品も同様に、ゲームという枠を越えたパートナーシップを目指しています。

アカツキが持つ「IPの文脈を汲み取り、ゲーム体験に落とし込むノウハウ」と「世界観構築力」、「ファンとの関係構築力」に加え、「海外展開基盤」や「技術基盤」も活かしつつ、ゲームの向こうに広がる大きな領域で版元様と議論を重ね、「アカツキだからこそできる、アカツキが創る意義をのせたIP展開」を目指します。

将来的には、外部のトップクリエイター陣と広くコラボレーションできるアカツキ流を身につけたプロデューサー・ディレクターの層を厚くし、版元様や作家様からご指名をいただける、なくてはならないクリエイティブパートナーとして成長し、版元様、ファンの皆さまとともに優れた作品を世界中に拡めていきたいです。

モバイル事業部 副部長 兼プロデューサー 野澤智信

モバイルゲーム事業部 副部長・タイトルプロデューサー。慶應義塾大学理工学部卒業後、2014年新卒入社。4タイトルの開発・運営プロデューサー/ディレクターを経て、現在は複数タイトルプロデューサーを務める。

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